思春期の子供へイライラする親へ!金メダル高木菜那選手に学べ
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
高木菜那選手
女子マススタート金メダル!
この競技見ていて思いませんでした?
「そんな位置にいて大丈夫なんか!?」
僕は見ていてソワソワ。
思春期の子どもを見ていて思わず言いたくなる親心?
でも実際にスケートしているのは高木選手。
見ている僕たちは、足の疲労や周りの選手の様子なんてわかるはずもない。
なのに、テレビ中継だけで好き勝手なこと言ってしまう。
テレビを見ながら
「そろそろ前に出たほうがいいんじゃない?」
そんなことを言っていました。
これって、思春期の子どもへ思わず言いたくなる親の気持ちみたいですよね。
「そんなことやってて、受験大丈夫?」
と、言ってしまう親心に似ています。
親が先走らないことが子どもの力を引き出せる
スケートと違って子育ての場合、親のほうが人生の経験値は子どもより上です。
だから言いたくなるんですよね。
「そんなことやってて、受験大丈夫?」
大丈夫かどうかはわかりません。
でも子どもは、それなりにやっているんです。
もしかしたら、現実逃避をしているかもしれません。
どちらにせよ、子どもは自分にできることをしています。
目の前の状況にぶつかっていったり、よけてみたり。
それが子どもにとっての経験値になっていくんだと思います。
子どもがラストスパート切ろうと思ったときが、最大限の力を出せるのではないでしょうか?
高木選手が、最後に先頭に出たときのように。
子どもが力を出し切れなかったことも大切な経験になる
しかし、力を出し切ろうしたときに前の選手が転倒して巻き込まれた、佐藤綾乃選手。
こういうことも起こりますよね。
どこで前に出るか迷ったことも、結果的に転倒に巻き込まれたように見えました。
これはこれで、今後の選手活動に大いに役立つのではないでしょうか?
自分が考え決めたことならば、だれのせいにもできません。
もし、親が指示したことならば
「親の言うとおりにしてきたからこうなった」
と、親のせいにしていまいます。
親が子どもの人生に口出しするから自分の人生に責任を持てない
親が子どもに口出しすることの弊害。
それは、子どもが自分の人生に責任を持たなくなること。
親の言うとおりにしていれば、上手くいかなかったとき、親の責任にすればいいのですから。
子どもに考えさせ決めさせることは、子どもにとって簡単ではないです。
そして親も、子どもが自分でどうしようかと思っているとき、子どもに任せるよりも親が不安を取り去ってしまうほうが手っ取り早いんですよね。
親も楽で子どもも楽。
その場ではいいかもしれませんが、子どもの成長にはならないです。
親は子どもへ言いたくなっても、待ってみましょう。
待つことが親の成長につながるんですよ。
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