話を聞かない子供の対応のコツ!感謝の気持ちと肯定で受け止める
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
「おもしろかったー」
昨日講演させていただいた、岡山医療福祉専門学校の学生さんが講演終了後に言ってくれていたそうです。
子どもが感心持つ工夫をしないとすぐ飽きる
介護の仕事へ携わるための勉強をされている生徒さんやOBの方へアンガーマネジメントを伝えてきました。
優しくあたたかく、元気な心を育んでもらおうと「赤毛のアン」のグリーン・ゲイブルズをモデルにした校舎だそうです。
19、20歳あたりの学生がほとんど。
我が家の子どもたちと変わりません。
こういった若者の気持ちを引き付けて講演するには、工夫がいるんです。
それは、僕のような講師に限らず、親や教師も同じ。
子どもへ何か伝えたいときは、一方的にこちらの想いを伝えても伝わらないんです。
親や教師の話を聴こうとしない子どもは悪くない
「お母さんがこんなに真剣に話しているのに、聴いているの!?」
「あの生徒はすぐにおしゃべりして、授業態度が悪くて困る」
親や教師のこういう気持ち、わかりますよ。
でも、伝える側の工夫をしているでしょうか?
一方的に伝えてはいないでしょうか?
子どものせいにばかりにせず、工夫することも必要ですよ。
子どもの発言に感謝の気持ちを伝えてみる
子どもが授業に関係ない発言したとき。
適当にスルーされると、子どもは嫌なんです。
「先生が無視した!最悪!うざー!」
こんなことも言われたりします。
とりあえず、反応しておくことですね。
授業に関係のない発言されても、こう言ってみましょう。
「言ってくれてありがとう!」
まずは感謝の言葉。
これだけでも違いますよ。
子どもは、受け止めてもらえたって気持ちになりますから。
子どもの発言を否定せずに肯定してみる
でも、授業とは全然関係のない話。
いつまでも話してもらっては困ります。
だからといって、
「今は関係ないから静かに!」
これではいくら感謝を伝えても、その後が否定です。
否定されると子どもは不満が残るんです。
だから、とりあえず肯定する。
「へえー、そんなふうに思うんだ」
「それ面白いねー」
「そんなこと思いもつかなかったなあ」
こういう反応をすれば、ひとまず子どもも納得です。
子どもを怒るより具体的な提案をしてみる
それでも、授業は進めなくてはいけませんよね。
「もういい加減にやめなさい!」
そこで怒ってしまっては、もったいない。
最後は子どもへ具体的な提案をするのです。
「今はその話聞けないから、授業終わったら教えてくれる?」
こんな感じで、子どもの気持ちを受け止めつつも、最後は教師のペースに戻すわけです。
最後に教師の提案を受け入れてくれるかどうかの決め手は何か?
日頃から、授業以外のところで信頼関係を作っておくことですね。
「先生がそう言うなら、しゃーない」
そう思ってもらえることですよ。
子育ては子どもの気持ちを受け止める努力をする
今回の内容は、教師だけでなく親も使える方法です。
親だから、そんないちいち面倒くさいことしなくてもいいでしょ?
そうでしょうか?
じゃあ、あなたは自分が言いたかったことを途中で遮られたり、否定されたりしたらどうですか?
スッキリしませんよね。
子どもだって同じですよ。
ぜひ、日頃から受け止める努力をしてくださいね。
さらに、僕は工夫をしています。
だから講演後に「おもしろかったー」って言われたんです。
でもさすがに、【ぶりお・ぶりこ】は専門学校の生徒には使えませんよ。
どんな工夫をしているか?
またいつかブログへ書きますね。
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