怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
「よかったときも悪かったときも、認めてくれたことを感謝したいと思います」
スピードスケート女子500m金メダル小平奈緒選手。
インタビューで家族への気持ちを聞かれたときに答えた言葉です。
どんなときも自分を信じてもらえる。
これほど勇気づけられるものはないですよね。
子どもの全てを認めるには信じる力をつけること
『欠点まるがかえで信ずる』
相田みつおさんの有名な詩です。
子どもを認めることの大切さ。
何度もブログで書いていますよね。
でも、条件付きで認めては意味がないと思います。
・テストの成績がいいから認める
これでは、条件をクリアしなければ認めてもらえませんよね。
小平選手の言われた
「良かったときも悪かったときも」
どんなときも認める。
そのためには、子どもを信じる力がないと難しいと思うんです。
思春期の子育てこそ子供を信じる努力が必要
子供を信じる。
どうすればいいのでしょう?
僕は、子どもが生まれたときの気持ちを思い出すことだろうと思います。
「生まれてきてくれた!」
「ありがとう!」
無条件の愛情。
存在そのものへの喜び。
それは子どもを無条件に信じているからですよね。
同じように思春期の子どもを信じれますか?
今、あなたの目の前でダラダラとスマホをさわっている我が子を無条件に信じられますか?
我が家の高校生娘のことですが(笑)
僕も妻も信じていますよ。
子どもを信じることと放任は全然ちがう
子どもを信じると言っても、親が何もしなければ放任することじゃないですか?
そんなご意見もあるかもしれませんね。
僕が言いたいのはこういうことです。
子どもを信じるのは、
『子どもの課題に親が足を突っ込まない』
ということ。
子どもの課題と親の課題をごっちゃにしないことです。
勉強しない子どもに怒る。
自分の部屋を片づけない子どもに怒る。
それは、子どもを信じていないからではないでしょうか?
勉強することや片付けをすることでのメリットを伝えるのは親の課題。
でも、勉強する、片付けするのは子どもの課題。
親として言うべきことを言って、その後に子どもがどうするか?
ここを信じるということです。
思春期の子どもを信じるのは親の課題
思春期の子どもこそ信じてやる。
一人の人間として信じるのです。
自分でいろんなことをやろうとします。
上手くいかないこともあります。
それが子どもの大切な経験値なのです。
とはいっても、どうしても子どもへ言わなければいけないとき。
ついつい感情的になって怒ってしまえば、親子ケンカになったり・・・。。
そうならないために、怒らずに伝えるコツがあります。
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