理想の子育て方法はない!子供の人生を親が支配してしまう危険性
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
あなたは我が子を許していますか?
子どもを怒るとき、実は自分の短所を怒っていることって多いのです。
「なんで簡単に諦めるんだ!」
それは、自分にも同じことがあるのかもしれません。
簡単にあきらめる自分を許せない。
だから、子どもへも同じことを求めている。
自分の弱さを子供も持っていることが耐えられないのではないでしょうか?
子育ては説明書どおりいかないもの
子どもの頃、プラモデルをよく作ったものです。
説明書通りに作れば、まず失敗はしません。
でも、僕は改造するのも好きでした。
別のパーツを組み合わせたり、違う色を塗ってみたり。
そうやって完成させたときは、喜びも倍増でしたね。
子育てはどうでしょうか?
まず、説明書がありませんよね。
ここで、戸惑ってしまいます。
自分はこれでいいかと思って育てていても、よそのお母さんは違っているとか。
うちの子どもは泣き止まないのに、隣の子どもはスヤスヤ寝ているとか。
「どうしてうちはこうなの?」
そんな気持ちになりますよね。
でも、説明書とは違う改造が上手くいくのです。
我が子に合わせた対応をすることなのですよ。
子育ての説明書を欲しがる親達
でも親はHow to知りたい。
「子どもを〇〇にする方法」
こういうフレーズに飛びついちゃうのです。
僕は、こういうフレーズに違和感感じます。
そもそも「子どもを〇〇にする」って、子どもの人生を親が支配していますよね。
・〇〇になれば、子どもは幸せになれる
・〇〇出来たら、将来助かる
それは、親の価値観や理想です。
子どもが本当に幸せなのかどうか、わかりません。
子育ては説明書どおりにならないもの
子育て講演をよくします。
そのなかで、質問や感想に
「具体的にどういう声掛けをすればいいのでしょうか?」
という、方法をきかれる方がいらっしゃいます。
気持ちはわかりますよ。
ただし方法を知ったら、子育てが上手くいくのか?
そういうものではないですよね。
マニュアル通りに子育てしていて、上手くいくならだれでもしています。
ところが、目の前の子どもは予期せぬことをします。
親の描いた理想の行動をしてくれません。
これが、子育てなんです。
予期せぬ行動を目の前にして、そこで親は考えます。
精一杯のことをしながら、親は成長していくんですよね。
子育ては正解がない。
試行錯誤をしながらでいいんですよ。
でも勘違いしないでください。
僕は子育ての土台は大切にしてほしいのです。
だから毎日ブログへ書いているのです。
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