子供を追い詰めない親になるには?子どもの失敗を経験に変える大切さ
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
「つまづかずに現役合格で!」
「グズグズせずにテキパキやって!」
こんなことを子どもへ言ったり、思ったことないですか?
・何事もスムーズに進んでほしい。
・順調に成長していってほしい。
親ならば少なからず思うのではないでしょうか?
親の思うように子どもは成長していかないもの
1年ぶりにスキーへ行ってみました。
兵庫県のおおやスキー場です。
ここのモーグルコースで僕は7年前、右膝前十字靭帯断裂をやっちまったのです。
そのケガをするまで
「もっと速くコブを滑る!」
そんなことばかり考えていました。
子育てでもないですか?
「もっと〇〇できるように!」
子どもへの親の高い理想。
でも、子育てって親の思うようにならない。
子どもも親の描いた理想の人生を歩まない。
子育ては親の理想を捨てる勇気が必要
さて、右膝をケガしてから僕はコブをゆっくり滑ることを覚えました。
それまでの僕の理想の滑りは
・速く、滑らかにコブを乗り越えていく動作をする
と、思っていたのですが、スピードが上がると、かなり強引にコブにスキー板をぶつけていました。
でも、ゆっくり滑ることをやっているうちに、凸凹のコブを滑らかに乗り越えるコツまでわかってきたのです。
自分の描いていた理想の滑りにはなりませんでしたが、体に負担が少なく滑らかにコブを滑るようになれたのです。
そうなると、歳をとっていっても楽しめますよね。
理想を捨てたことで、新しい世界がみえたのです。
子育ても親の理想を捨てたほうがいいと思います。
子どもへは失敗から成長できることを教えましょう
右膝前十字靭帯は今でも断裂したままですし、半月板も損傷したままです。
ケガをしたことはショックでしたし、辛かったです。
でも、そのケガのおかげで自分の理想を捨てることができました。
そして、新たな滑り方ができるようになりました。
失敗だと思えることからも、必ず学べることがあります。
そして、そこから新たな世界が広がります。
子育ても同じだと思うのです。
例えば入試で子どもがつまづく。
「順調に大学へ入学するはずだったのに」
残念な気持ちになるかもしれません。
でも、その経験が子どもをさらに成長させます。
うちの次男がまさにそうです。
以前にも紹介しましたが、次男は浪人生活が自分にとってすごくプラスになっているそうです。
そのブログはこちら
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大学センター入試失敗が幸せと言う息子の言葉に親は子育ての真髄を見た
子育ては子どもを育てるのではなく親が育ててもらっていることを認めなさい
子どもの失敗を貴重な経験と言いかえてあげれば安心します
次男が昨年大学に受からなかったこと。
これを【失敗】と僕たち夫婦はとらえていません。
これは【貴重な経験】ですよ。
入試に限らず、子どものやったことで失敗だなと思えることがあったとき、親はぜひこう言いましょう。
「貴重な経験したね」
きっと子どもも安心しますよ。
そして、その貴重な経験を活かして、次のチャレンジへとつなげていきます。
親は子どもを『信じて・見守って・待って』いればいいのです。
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