根拠のない自信を育てる子育てがなぜ子どもに必要なのか?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
あなたは根拠のない自信を持っていますか?
根拠のない自信とは?
・失敗を恐れない。
・とにかくやってみる。
・自己肯定感が高い。
こういったことでしょうね。
根拠のある自信しかない子どもは打たれ弱い
ところが、「根拠のない自信」とは逆の「根拠のある自信」しかない子どもは、打たれ弱かったりします。
根拠のある自信とは?
・テストの結果がいい。
・試合で勝てる。
こういった、何かしら結果が良いことで得られる自信。
偏差値が高いことも根拠のある自身。
結果的に自分の希望する学校へ合格できるので、素晴らしいこと。
でも、偏差値の高いことだけが自信だったら?
高校へ入ってみると、自分と同じような偏差値の人や、さらに自分よりも高い人がいっぱい入っています。
今までの自信は、ことごとく打ち砕かれるのです。
自信を保つために自分より下を見つけようとする子ども
でも、自分は今までトップクラスの成績だった。
それをいきなり打ち砕かれるのは悔しいです。
そうなると、自分よりも下の存在に目が行きます。
あいつは俺よりも成績が下。
成績だけで人の優劣をつける。
酷くなれば、自分より下の存在をいじめる。
こんなことになってしまうこともあるのです。
子どもの要求に応える子育てが根拠のない自信を育てる
赤ちゃんのころは、自分の気持ちを言葉で伝えられません。
「泣く」という手段を取りますよね。
子どもが泣くことで、親は抱っこしたり、おむつを変えたりします。
それは、子どもの要求を満たすこと。
要求を満たされてきた子どもは、親を信じます。
信じることができれば、自分は愛されていると思えます。
自分は愛されていると思えば、自分に自信が生まれるのです。
それが根拠のない自信へとつながっていくのだと思います。
条件付きで子どもを認めなければ子どもの自信は高くなる
テストの結果が良ければ、試合の結果が良ければ、こういった結果によって子どもを認める。
条件付けで認めるということは、子どもも何か結果を出さなければ親は認めてくれないので、必死でがんばります。
でも、がんばっても結果が出ないことってありますよね。
そこで、親が怒ったり、無視したりすれば、子どもは自信喪失です。
条件付きではない、無条件で子どもを認めてやること。
それが、根拠のない自信へとつながっていくと思いますよ。
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