子どもが挫折する原因が勉強ができる自信からなのはなぜか?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
子どもに自信を持たせることは大切です。
ただし、その持たせ方しだいでは、子どもを挫折させてしまうことにつながるかもしれません。
勉強できることが自信になっている子どもは危険
中学校では勉強に自信があったが、高校へ入学したとたん成績が低迷。
高校では勉強に自信があったが、大学へ入ったとたん成績が低迷。
こういう子どもの中には、勉強できることだけが自信だったことが多いです。
自分は能力が高いと思っているので、高校や大学へ行って、自分よりも能力の高い人がいることで自信をなくしてしまうんです。
先日のブログでも書きましたが、子どもの能力を褒めて育てた結果がこういうことになりやすいです。
その時のブログはこちら
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子どもの努力と才能どちらに親は注目するかで子どもの才能開発に影響する
勉強以外になにか自信持てることがある子どもは、そういうことになりにくいのですが、勉強だけが自分の自信になっていることは、危険なのです。
スポーツでも自信をなくす子どもがいる
じゃあ、スポーツに自信持っている子どもは大丈夫なのか?
そうではないのです。
幼いころから、スポーツに熱心に取り組ませている親御さんいますよね。
どんな声をかけてきたのか?
上手くいったり、試合に勝ったりしたとき
「おまえはできる!」
「すごく上手!」
上手くいかなかったり、試合に負けたとき
「なんでそんなミスするんだ!?」
「まったく下手くそだなあ!?」
このような能力や結果ばかりに注目された子供は、スランプに入ったときや、より高いレベルの環境へ入ったとき、大きな挫折を味わい、そこで立ち直れなくなることがあります。
または、今まで頑張ってきたことが無駄に思えたり、親の一方的な想いでやらされていたことで何もかも嫌になったりします。
子どもにスポーツをさせている親のマズい関わり方とは?
僕の経験で一番まずいと思える親の関わり方があります。
①そのスポーツさえできれば、学校生活はどうでもいい
②そのスポーツを親の強い想いでさせられている
①と②の両方がある場合、多くの子供はどこかでつぶれるとかドロップアウトしています。
せっかく才能を持っていても学校生活がハチャメチャで、高校が受け入れてくれない。
せっかく強豪校へ入学したのに、続かない。
こういったことが起こります。
結果ではなく子どもの頑張る姿勢を認めてやればいいのです
どんな指導方法でもある程度までは才能を伸ばすことはできますが、必ず伸び悩むときもきます。
伸び悩んだとき、そこでくじけない心が必要。
そのためには、上手くいかないことも、温かく見守る親の姿勢が大切ですね。
「がんばったね」
せっかくの年末年始です。
2学期の通知表の結果の話はやめましょう。
結果は変えられませんから。
新しい年へ向けて、何をすればいいのか?
子どもと温かい部屋でおいしいものを食べながら、みんなで笑ったりのんびりしてダラダラ過ごせばいいのです。
くれぐれも通知表出してきて、家族会議なんてやっちゃだめですよ!
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