怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師いなっち先生こと、稲田尚久です。
僕は元美術教師。
中学校と高校の美術一種免許状持っています。
実は昨日、教職員組合真庭支部教育研究会の図工美術部会の依頼で水彩画指導の講師をしてきました。
教師時代、教職員組合真庭支部では大変お世話になったので、お礼のつもり引き受けました。
まさか、退職してから絵の指導頼まれるとは思ってもいませんでした。
お子さんの夏休みで水彩画の課題がでませんか?
せっかくなので、今日のブログでちょっとしたコツをお伝えします。
水彩画をきれいに描くには色を混ぜすぎないこと
パレットに出した絵の具。
混ぜすぎないこと。
色を混ぜるときは3色までがいいです。
パレットの小さい部屋に出した色から、これから作る色を大きな部屋の角へ置きます。
角に置いた元の色がなくならない程度に、混ぜ合わせます。
こうやって混ぜることで、必要以上に混ぜ合わせなくてすむんです。
下地になる色をまず塗っておく
例えば、リンゴを塗るとき。
いきなり、リンゴの赤っぽい色を塗らないほうがいいです。
リンゴを見ていて、白ではない明るい色を見つけます。
黄色っぽい色が見えますよね。
だから、レモンイエローを塗っておきます。
塗った色が乾いてから次の色を塗る
下地の色が乾いてから、いよいよ赤系の色を塗ります。
黄色の次に明るいオレンジとか朱色を塗ります。
そのあと、赤を塗っていきます。
このままでは、明るいところとの境がくっきりしすぎなので、水を含めた筆で境目をぼやかします。
水を含めた筆は必ずいったん布へ当てる
子どもは、筆洗ってもそのまま使おうとします。
かならず余分な水分を布へ吸わせて次の動作へ入るのが鉄則。
さらに、ティッシュも置いておけば、塗りすぎた部分を吸って取ることもできます。
あと、使わない筆を水につけたままにしないこと。
水分調整ができると表現に幅が広がる
透明水彩のコツは、下に塗った色が多少見える程度の濃さにすること。
これが子どもには難しい。
別の紙を用意して、濃さを自分で自由に水の量をコントロールしながら調整できる練習が必要です。
こんな感じでぼやかすことができるといいですね。
さきほどの表現に活かせます。
黒は使わなくても混ぜればできる
黒は子どもは使わないほうがいいかな?
すぐに色が濁ってくるので。
青・赤・黄を混ぜたら黒っぽくなります。
茶色も紺色と朱色でできます。
その色で軸の部分塗ってます。
暗い影の部分は紺色に少し赤を混ぜた色です。
赤い皮の少し暗い部分にも塗っています。
これも、下の色が透けて見えるからきれいに見えるんです。
白く光っている部分は最後に塗る
最後に光っている部分を仕上げます。
赤っぽい白と黄色っぽい白をそれぞれに塗って完成。
かなりおおざっぱな説明でごめんなさい。
子どもにここまで描けることを望んではいけませんよ。
押さえておくのは
・パレットの使い方
・色の混ぜ方
・筆に含ませる水の調整
練習が必要ですね。
失敗してもいいから、たくさん描いたほうがいいです。
叱り方も同じ!
叱るのは技術。
理論を学んで練習が必要。
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