女子大生になっても親の関わりが大きく影響する訳とは?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
金城学院大学人間科学部(
講演後の感想を読んで、改めて感じました。
親必見!怒りはこんなにも子どもに影響する!?
・私は母がとても怒りっぽい性格で、小さい頃から少し母の勘に触ると必要以上に怒られるということをくりかえしされていたので、怒ること=人にきらわれる、怖がられる、と小さい時からずっと思っていました。だから、家の人以外に私は怒ったことがありません。
この生徒の感想どうですか?
怒ること=人にきらわれる、怖がられる
本当は違いますよね。
でも、親の怒り方次第でこんなことになります。
怒ることは悪くない。
でも、必要以上に、繰り返し怒られた経験。
それが人格形成に大きく影響するのです。
さらに、次の感想も悲しくなりました。
親が子どもを否定すると悪影響がでる
・親に怒られるときに人格まで否定され、先生の言っていたとおり私は自信のない人に育ちました。なので、もし自分が子どもを持つ親になったら、怒りを感じても6秒間教えたり、三重丸を考えたりして、無駄に怒りをぶつけないようにしていきたいです。
今回僕は
「おまえはダメな子だ。といった、人格否定するような叱り方はいけない。自信を持てない人になります」
と伝えました。
それを聴いて自分自身のことを振り返ったのでしょうね。
こうやって、子どもは親からされてきたことに対して、思春期あたりから、または大人になってからなど、どこかで深く向き合うことになります。
反抗は子どもが自己を確立した証拠
深く向き合えば、親のやってきたことは間違いだったことに気づき、初めて反抗したり自分の意思を表現します。
それは、親からすれば許せないことに見えるかもしれません。
「親に向かってどういうつもりだ!」
そんなことを言いたくなることでしょう。
でも、それは初めて子どもが自分自身を確立できた証拠なんですよ。
受け止めてやってください。
そして、ここまで子どもを抑えつけてきたこと。
「すまなかった」
って、言ってほしいですね。
もし、それが言えないのならば、温かく受け止めてください。
それは素晴らしい成長なんだと。
でも、それができないままさらに大人になっていくとどうなるか?
自己否定の負のサイクルにはまります。
どうか、そこに早く親は気づけるようにして欲しいです。
自分の感情に蓋をしてはいけない
次の感想も自分に蓋をしてきたことが原因でしょう。
・怒ったあとは必ず悲しくなって涙が出て自分が嫌になります。言わない方が楽なんです。でも少しだけでも、今日習ったことをやってみようと思いました。
言わない方が楽。
それは、伝え方を知り、練習していくことで変われます。
でも、どうやったらいいのか?
教えてもらわないとわかりませんよね。
もっと、教育現場で必要なことですよ。
学力の底上げも大切ですが、人として生きていくためのスキルをもっと伝える必要があると僕は思います。
そして、親が蓋をとってやることが、子どもを救うことになります。
何度も言います。
お父さん、お母さん。
早く子どもの蓋をとってやってください。
蓋をとらなくても子どもはがんばろうとするんです。
なぜなら、親に認めてもらいたいから。
でも、いつか限界がやってきます。
気づいたときには、すごく大変なことも多いのです。
真剣に授業を受け、感想を書いてくれた大学生の皆さん。
ありがとうございます。
そして、昨日の授業をきっかけに、自分にもっと自信持てる人になってもらえるとうれしいです。
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