怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
「静かにして!お店の人に怒られるでしょ!」
ある店で昼食をとっていたとき、子連れの親子から聞こえてきた怒鳴り声。
気持ちはわからんでもないです。
昼飯くらいゆっくり食べたいですよね。
他人に迷惑かけたくないですよね。
でも、これって子どものため?
親自身のためではないでしょうか?
子どもは、家とは違った場所にいけばウキウキします。
いろんなモノをさわりたい、見たい。当然の行動なんですよね。
やってはいけない基準を伝える叱りかたをする
「お店の人に怒られるでしょ!」
これだと、怒られるから静かにしなさいということになります。
子どもにとって良くないです。
「怒られなきゃいいんだ」と思うようになるから。
子どもの行動の判断基準が「怒られるかどうか?」になっちゃうんですよね。
大切なのは、子どもが自分で正しく判断できるようになることです。
「そんなに大きな声出したら、周りの人が嫌な気持ちになるんだよ」
何がいけないことなのかを具体的に示すことです。
しつけを急ぐ必要はないです
若いお母さんで時々気になる人います。
子どもが小さいのに、しつけばかりに一生懸命になっている人。
しつけは大切です。必要です。
でも、しつけをする前にもっと大切なことがあります。
【基本的信頼感を親子の間で築くこと】なんです。
お母さんは僕を信頼してくれている。
無条件の愛情。
がっちりとした心の土台が築かれてこそ、次へのステップへつながるんですよ。
『首が座らなければ寝返りが打てないように、基本的信頼感が育たなければ子どもは自律的な行動をとることができない。だから、しつけをしようとしてもしつけられないのです。』
これは、児童精神科医の佐々木正美先生のことば。
まさに、そのとおりです。
しつけ優先で子育てすれば、その反動はどこかで現れます
このことに気づかず、しつけ優先で子育てしてきた結果、思春期になってその反動が出始めます。
それまでは親の言うことをよく聞く良い子だった子どもに変化が現れます。
暴力的になったり、無気力になったり。
私たち親は、子どものことを心配してあれこれ注意しますが、実はこれって子どもにとっては「自分を信じてくれていない」と認識してしまうそうです。
子どもは自分を信じてもらうことによって、信じてくれた人を信じます。そして、自分を信じてもらえたことで、自分を信じることができるのです。
基本的信頼感は心の土台。
まずは、子どもを無条件に信じてやることを大切にしてみてくださいね。
そうは言っても、つい子どもにイライラしていまうあなた。
本日6月12日(月)朝7:40~45。「エフエムつやま」で僕のラジオ流れますよ!
ネット環境があれば聴けます。
子育てのイライラを減らす参考にしてみてくださいね。
そして一度、アンガーマネジメントを学んでみてはいかがですか?
アンガーマネジメントを僕から学んでみたいと思われたら、お気軽にお問い合わせくださいね。
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