子どもの人生は親のものか?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
先日のブログでも少し書きましたが、昨日から親父のリクエストで佐賀・福岡へ来ています。
昨日は中国道で九州入り。
福岡を抜けて
佐賀県唐津、七ッ釜へ。
ここは奇岩で有名な場所。本当は遊覧船で海から見た方がいいのです。
そして、昼食は名物のイカや鯖で大満足。
イカの足がまだ動いています。命をいただけることに感謝。
その後、秀吉が朝鮮出兵のときに築いた名護屋城跡へも。
この海を見ながら秀吉は何を考えたのか?
僕は秀吉よりも、この戦にのためにここへ連れてこられた人たちの気持ちはどんな気持ちだったのだろうか?ってことの方が気になりました。
伊万里で焼き物を楽しみ福岡の原鶴温泉に泊まって、今日は大分の耶馬溪や中津城を見て帰る予定です。
親に恩返ししたいと子どもは自然と思うようになる
さてさて、今回の旅行の昨日の宿でのこと。
露天風呂へ行き、更衣室へ入ると露天風呂から年配男性が「こんにちは」と戻ってこられました。
僕があいさつを返し、話しをする中で
僕「今日は親孝行で両親を連れて岡山から運転して来たんです。でも、旅費は親持ちなんですけどね」
男性「そりゃいけんわあ。わしは若い頃から、自分のお金で親に温泉行かせたで。」
僕「は、はい。ほんとそれがいいんですけどね・・・苦笑」
いやあ、痛いとこ疲れました。
ほんとは、自分の両親へも妻の両親へも、なにか恩返ししたいんです。
自分でわかっているけど、できていない。
今はできなくても、仕事を軌道に乗せたらしますよ。
わかっちゃいるけど、人から改めて言われることって、きついですよね。
ときには、それが怒りのもとにもなります。
「それくらい、わかっとるわあー!」なんてね。
親は子どもに期待せず自分たちで楽しむ
でも、移動中の車内で母親がいろいろ話しをしてくれたんです。
「お父さんが行ってみたかったところにこれで行けたなあ。冥土のみやげになるなあ」
「昔の苦労があるから今旅行できることが幸せに感じられるなあ」
「息子にこうやって連れて行ってもらえるようになって良かったなあ」
こんなこと、言ってました。
親も、元気で動けるのも長くてあと20年ちょっと。それなりに年とっています。
それなのに、いい年した息子が教師をやめて不安定な世界へ飛び込んだにもかかわらず、そんなこと言ってもらえるなんて・・・。
親の人生と子どもの人生、分けて考えればいい
結局、親は自分の人生は自分で楽しむこと。
子どもの人生を親が自分のことのように楽しんでしまうから、おかしなことになるんです。
親の人生は親のもの、子どもの人生は子どものもの。
はっきり、線引きできている事が大切ですね。
それでも、子どもとしては情けないなあと思いつつも、今だからできることを僕はやるしかないと思っています。
今できる精一杯のことやって、必ず軌道にのせてやるぞ!
そう心に誓いました。
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