親の想いを子どもの人生に託す子育ては危険
怒りの取り扱いアドバイザー
いなっちです
小６殺害容疑の父
「息子に頑張って欲しくて」名古屋
朝日新聞デジタル2016年8月25日13時07分
父親が小６の長男を包丁で刺した事件
まだ、記憶に新しく
とてもショッキングなことでした
どうやら、中学受験のことで
子どもと口論になったことが
きっかけのようです
すごく気になったのが
「自分の人生はうまくいかなかったので、子どもには頑張って欲しくて厳しくした」
という父親の説明
子どもの人生のためと思って厳しくした結果
子どもを殺すことになる
明らかに矛盾があります
これ、一番マズイ子育てです
親ができなかったことを
子どもに託してしまう
絶対ダメです！
冷静に考えてみてください
もしあなたが子どもの時
親から同じことを言われ
「勉強しろ！」
と言われたら？
素直にやる気が起こりますか？
嫌でしょ？
なんで親ができなかったことを
俺がやらなきゃならないんだ
俺の好きなようにさせてくれ！
と、僕なら思いますよ
殺害された長男は
医者を目指していたようです
それが自分の意志なのか？
親の期待に応えるためなのか？
詳細はわかりません
ただ、子どもというのは
とっても健気なので
親が「正しい」と言うことは
正しいと思い込みます
親の言うことが正しいと思って
親の期待に応えれば
親も喜んでくれると
自然に思うようになります
ところが、いつまでも続きません
思春期に差し掛かるようになれば
自分という存在を考え始め
自分の理想を求めたり
自分で自分のことを決めたり
葛藤しながら
大人へと急成長していき
親のもとから離れていこうとします
親の言うことに
疑問を感じたり
反発したり
それが成長なんですよね
そんな時期になると
子どもの生意気さに
親も腹が立ちます
「まったく、腹立つ！」
と思ったなら
「うちの子は大人に成長しているんだ」
と思ってください
それは順調な成長ですから
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