こんにちは。怒りの取り扱いアドバイザーこと一般社団法人日本アンガーマネジメント協会ファシリテーターのいなっちです。
このようなニュースを見つけました。
「何をぬかしとるんや、コラァ!」 アリさん引越社幹部の「恫喝」が物議
J-CASTニュース 10月5日(月)20時6分配信
詳しくはこちら→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00000007-jct-soci
「アリさんマークの引越社」がブラック企業だと訴訟を起こされたようですが、会社側の言い分もありますし、労働組合員側の言い分もあります。
どちらがいいとか悪いとかについてはコメントを控えさせていただきます。
ただし、副社長が労働組合員らに
「何をぬかしとるんや、コラァ!」
と言ってしまったことは、まずいです。
動画を見ましたが、怒り方がちょっとちょっと・・・。
引越の会社!?
と疑ってしまうような品のない怒り方でした。
すでにこの様子が動画サイトで流れてますから、会社の信用に大きく響くことになりかねません。
怒りは使い方を間違えると信用を失うことにつながります。
たとえ、いつも穏やかな人だったとしても、たった1回の怒りでそれ以降その人の見方が変わったりしたという経験はありませんか?
例えば街中を歩いていたとき
誰かに怒っている人を見かけたら、思わず注目しますし、記憶に残ります。
でも、笑顔で話している人を見かけても、注目しませんし、記憶にも残りませんよね。
そうなんです。
怒りの感情はとっても心に残りやすいんです。
だから、こうやってニュースにもなります。
ニュースになったりすれば、社会的信用を失ないかねません。
そうなってしまうと、後悔することになります。
怒って後悔するくらいなら、怒らない方がいいですよね。
でも私たちは腹が立って思わず
反射的に言う
反射的に行動する
ということをしてしまいがちです。
「あいつが自分を怒らせた」
「この出来事が自分をイライラさせた」
と自分以外の所に原因を持って行きます。
実は違うんですよ
自分で怒ることを選んだだけなんです。
カッとなっているから、怒ることしか選択できなかったとも言えます。
私たちは感情を選ぶことができます。
感情を選ぶためにはある程度冷静にならないと考えられません。
怒りで頭の中がいっぱいの状態では無理ですよね。
無理もありません。なぜなら、カッとなったときはアドレナリンを体中へ行き渡らされているときなのだから。
アドレナリンが体の隅々まで伝わるのに約6秒かかります。
ですから6秒間は冷静に考えられないのです。
腹が立ってもまずは
『6秒待つ』
これがアンガーマネジメントの第一歩。
これを意識していくだけで、怒って後悔するということがずいぶんと減ってきます。
でも、どうしても怒って伝える必要がある場面なら、怒ればいいのです。
今回のニュースの出来事は、怒りの感情を使わずに言いたいことを伝えるべき場面です。
大切なときであればあるほど
怒りの感情の扱いに気をつけなくてはいけませんね。
ですから、最近どんどんアンガーマネジメントを研修に取り入れている企業が増えています。
もっともっとアンガーマネジメントをさまざまなところで取り組んでいってほしいです。
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