おはようございます。いなっちです。
昨日のブログで都庁前に正座をさせた高校教諭のことについて書きましたが
昨日のブログはこちら→ http://inatti.blog.so-net.ne.jp/2015-07-13
今日は中学校教諭のこんな記事を発見。
大阪市立中学校の33歳教諭。
指導するサッカー部の3年男子生徒が練習中に帰ろうとしたので引き留めたが、生徒が従わず教諭の胸を殴り、それに対して教諭は生徒を殴る蹴るなどし、顔面骨折の重傷を負わせました。
教諭は「気持ちが伝わらないことがショックで、感情的になった」と言っています。
過去にも別の体罰で処分を受けていたそうです。
アンガーマネジメントの視点で見てみましょう。
生徒が練習中に帰る理由は、次のようなことが考えられます。
①体調が悪くなった
②家の用事
③めんどくさくなった
④プレーが思うようにできない
⑤チームメイトとのトラブル
⑥先生とのトラブル
どのような理由だったかわかりませんが、先生は引き留めようと声をかけたようですが
そこでなんらかの言い合いがあったはずです。
生徒は腹が立って、先生の胸をなぐりました。
それに腹が立った先生も生徒を殴ったり蹴ったりしました。
2人ともやってはいけないことをしてしまった。
『反射的行動』
ですね。
アンガーマネジメントでは
腹が立っても『6秒』待ちましょう。
というのが基本中の基本。
この6秒間は、体中へアドレナリンが行き渡らされて
心拍数は上がる。
呼吸は浅く早くなる。
血圧も上がる。
全身の筋肉への血液を大量に送る。
そうすることで
相手と闘うか?
相手から逃げるか?
を瞬間的に判断し、行動できるようにするわけです。
怒りの感情は『防衛感情』とも言って
危険を察知して
『自分の命を守るための感情』
でもあるんですよね。
だからといって、今回のケースは闘っていいわけじゃありませんよね。
生徒が教師へ暴力を振るうのは「対教師暴力」ですから、すぐに警察をよんでもよいことです。
中学生だからといって、許されることではありません。
逆に、教師も生徒へ対して暴力を振るってはいけません。
冷静に判断できれば、胸を殴られた時点で
他の教師を呼ぶ。
ひとまず生徒を落ち着かせて、校内へ連れて行く。
保護者へ連絡する。
など方法はいくらでもあります。
自分も中学校教諭ですので、生徒に対して腹を立てた経験はあります。
けれども体罰は絶対にダメ!
こういった教師の不祥事を見るたびにとてもつらい気持ちになります。
今回のケースで気になるのは
①引き留められた生徒がなぜ腹を立ててしまったのか?
②以前にも体罰で処分を受けた教諭が、なぜまた体罰をしてしまったのか?
私の経験から考えると
生徒と教師の人間関係がきちんと成り立っていれば
口論になったとしても
生徒が殴ってくる
ということにはならないんですよ。
今回のケースは、生徒の対教師暴力や教師の体罰はダメということだけで終わらせたくないので、もう少し考えていきたいと思います。
続きはまた次回。
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2015
14Jul
大阪市立中学校教諭 生徒を殴る蹴る 体罰を予防するには
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