こんにちは。いなっちです。
昨年10月こんな事件があったのを覚えていますか?
北海道南幌町の高校2年の三女が、就寝中の母親と祖母を包丁で刺して殺害。
じつは、この事件の背景には三女が10年以上にわたり受けた激しい虐待があったそうです。
殴る。ける。竹刀でたたく。火の付いたたばこを腕に押しつける。トイレを使わせず、風呂は週1回だけ。冬には庭に立たせて水をかける。
こういった虐待を主に祖母から日常的に受けていたそうです。
母親は育児放棄の傾向があり、虐待もしていたという。
虐待こそ、アンガーマネジメントで言う
怒りの連鎖
そのものです。
怒りは高いところから低いところへ向けられます。
怒りの矛先は、一番身近な家族へぶつけられやすい。
それも、一番愛すべき子どもへ。
子どもは、どんなひどいことをされても
自分のために怒ってくれているんだ。
厳しくしつけをしているんだ
と、素直にとらえます。
どんなにひどいことをされても、親は親。
子どもは親を選べません。
また、虐待をする親(今回は祖母)も間違いなく、虐待またはそれ相応の育てられ方をしています。
だから、正しい愛情の注ぎ方を知らない。
子どもを救うだけでは、根本的な改善策にはならないです。
親を救う手だてが必要です。
じゃあ、いなっちに名案はあるのかと言うと・・・う~ん。
名案ではありませんが、とにかく悩みを抱えている親の話を気軽に聴いてあげられるような場所や人が必要です。
妻も見知らぬ土地、見知らぬ人のなかでの子育てで、大変だったのですが、近所にあった児童館へ通ったことでさまざまな人と関わり、なんとかやっていけました。
昨日、怒りは持続するとブログへ書きましたが、
子育てのイライラも持続すればどんどん大きな怒りへと膨らんでいきます。
イライラや怒りは放っておくととんでもない怒りに成長してしまいます。
子どもも不幸な結果になりますし、親自身も不幸な結果になります。
今回の事件を起こした三女。
怒りを成長させ続けた結果の事件です。
こんなことが怒らないよう、アンガーマネジメントを親向けに伝えていきたいです。
子育てクラブや保護者会など、読んでくだされば講演しますよ。
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イラッとしない思考術 (2014/11/26) 安藤 俊介 |
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