子供は自分で問題解決できる!子供の悩みへの母親の神対応
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
先日実家へ帰ったときのこと。
お盆前にご住職が拝みに来られました。
拝まれた後、ご住職へ母親がお茶を出して会話していたときのこと。
ご住職が次のようなことを言われました。
「尚ちゃん(僕のこと)は、学校の先生やめて新しいことを始めたそうじゃなあ。思い切ったなあ」
側にいた母親が
「まあ、本人がやりたいということですけえ、やりたいようにさせてやらんといけませんが」
家庭を持って安定した生活をしていた我が子が、急に退職するなんて、本当は喜べる状況じゃなかったと思います。
ですが、こうやって言ってもらえたことは、ありがたいことですね。
子どもを信じるしかないんです。
変えられないことは受け入れると子供へ伝えた母親
子どもを信じて見守る。
何度もブログへ書いていますし、講演でもお話しています。
2~3年ほど前でしたか、講演後の感想につぎのようなことを書かれた方がいらっしゃいました。
私は子供の頃から感受性が豊かで、揺れ動きやすい所がありました。
兄の反抗期が終わったと同時に激しい反抗期に入り、今思うと、自分を守るための怒りだったのかなと思います。
学校にも行かずでした。
高校生の頃に人間関係に悩み、自分の感情コントロールがイライラしてできず苦しんでいた頃に母から
『変えられることは変える努力を、変えられないことは受け入れる努力を』
と言われ、子どもの頃のかけっこで一等賞をとった一生懸命笑顔の写真を送られました。
この言葉がその後の自分の考えや行動に大きく影響しています。
今日の先生の話を聞いてこの母の言葉をとても思い出しました。
これって、アンガーマネジメントの考え方なんです。
変えられないことは受け入れる。
変えられることには今すぐ努力する。
素晴らしいお母さんです。
親が子供を信じると自分で変化していける
親は子どもの人生をコントロールすることはできません。
でも、いろんな情報提供はできます。
親から与えられた情報を、子どもが自分で取捨選択する。
それでいいんですよ。
きっとこのお母さんは、苦しんでいる我が子を何とかしてあげたかったんでしょう。
でも、子どもを変えられるのは親ではなく、子ども自身だということも理解されていたのでしょうね。
子どもがなにかきっかけをつかめば、必ず良い方向へ変化すると信じていたのだと思います。
親が子どもを信じるとは、こういうことなんだなって気づかされました。
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