怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
高校3年の娘が部活動を引退しました。
高校1年のとき、吹奏楽部から転部して陸上部マネージャーをやっていたんです。
本人はとっても充実していたようで
「マネージャーやってよかった」
と、笑顔で話してくれました。
親は子どもへ期待をしてしまうもの
以前のブログにも書いていますが、娘は中学校3年間吹奏楽部でフルートを吹いてました。
高校でも吹奏楽を続けることを目的に入学したのです。
娘の中学3年の最後のコンクール。
初の地区予選落ち。
生徒たちは号泣し、娘も親も落胆したつらい思い出。
だから僕もついつい期待してたんですよね。
高校では良い結果を残してほしいって。
だから吹奏楽部やめると言い出した時
「えー!もったいない」
って思ってました。
関連するブログもどうぞ!
→子供の可能性を潰すのは親と教師?部活動を続けることは正しいのか?
子どもを励ますことを親の価値観でやってはいけない
「もうちょっと頑張ってみたら?」
と本当は言いたかったんです。
でも、娘は先輩に相談しながら続けていたようです。
もうちょっと頑張ってみようと思いながらやっていたけど、やっぱり自分には合わないって思った結果なんですよね。
自分なりによくよく考えた末の判断。
そこへ親があれこれ言う必要はないと思いました。
「まだ頑張れるんじゃないの?」
「この苦しみを抜ければさらに成長できるよ!」
この励ましの言葉は、時と場合によっては
悩み続けている子どもを混乱させる。
結局は親の価値観で励ましているだけ。
途中で辞めることは恥ずかしいことじゃない
大人は一つの物事を最後まで突き詰めたり、やり遂げることを「美徳」とする人が多いように感じます。
それはもちろん、とても素晴らしいことです。
しかし、状況を自分で分析し、自分に適したことを見つけ、必要であれば今やっていることをやめて、別のことへ乗り換えていく力も大切だと思います。
特にこれからの時代は、終身雇用なんて考える時代じゃないですから。
辞めるか?続けるか?
結局最終判断は自分自身。
自分に合った場所を見つける能力が必要な時代。
自分で何としてでもこの苦労を乗り越えたい。
そう思えることなら、自分で何とかしようとします。
自分のことは自分で決められる子どもにする
結局は、自分のことは自分で決めるしかない。
ところが、子どもへ強制的な関わり方ばかりしていると
「親がこうしろと言った」
「先生がやれと言った」
と、自分で責任をとらなくなってしまいます。
誰かのせいにしていれば楽なので、言われたほうに流されることが癖になってしまうのです。
子どもが悩んでいるとき、親に出来ることは?
「何かできることある?」
「あなたはどうしたいの?」
これで充分じゃないかなって思うのです。
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