怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
あなたはどう思いますか?
「定刻9時44分40秒のところ、発車時刻を十分に確認しないまま、9時44分20秒に発車してしまいました。お客様には大変ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」
つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道のホームページに載った謝罪文です。
20秒の早く出発したことで謝罪文に海外からは驚きの反応
この謝罪文に対して、海外では驚きの様子。
「いかにも日本らしい」
「まじめすぎる」
日本の鉄道が時間に正確なのは、世界でも有名。
おかげで、安心していつも利用できますよね。
ただ、僕はこの正確さが子育てにはあだになっている。
そんな気がしてならないのです。
子どもの行動に制限や否定の指示ばかり出す親の姿が目に付く
仕事柄なのか、子ども連れの親子を見かけると会話に耳を傾けてしまいます。
「ちょっと、さわっちゃダメ!」
「うるさい。もっと静かに!」
「走ったら危ないでしょ!」
もちろん、危険な場面では子どもの行動に制限かけることも必要。
でも、それくらいいいじゃないの?
って思う場面も見かけます。
失敗させない子育ては失敗を許さない日本の風潮が影響しているのか?
子どもに失敗をさせない子育て。
子どもの失敗を許さない子育て。
これって、日本の今を表しているような気がします。
20秒早く発射した電車。
「まあ、それくらいいいでしょ」
と、ならないわけで
「マニュアル通りの対応」
と、鉄道会社は説明されています。
失敗を経験していない子どもは活きる力が身につかない
子育てにおいて『失敗させること』は必要!
失敗を経験値にして成長していくんです。
その経験値は子どもの『生きる力』になります。
長い人生、山あり谷あり。
いろんな困難に出会ったときに、乗り越えるには『生きる力』が必要。
失敗を経験せずにきた子どもは、大きな壁にぶちあたったとき乗り越えられません。
失敗を許せないと親は子どもへイライラや怒ることも増えていきます
さらに、子どもの失敗を許せないと親の感情にも影響します。
我が子の失敗を許せないので、なにかと怒ってしまったり、イライラしてしまうのです。
イライラして子どもを怒る。
怒られた子どもは、失敗を恐れる。
失敗を恐れると、チャレンジするのも怖くなる。
そして、失敗を怒られることは
失敗すること=親から認められないこと。
たとえそれが
子どもなりに頑張ったことだとしても。
結果的に自己肯定感の低い子どもになります。
自分で行動を起こすのを恐れる子どもになります。
自己肯定感について関連ブログはこちら
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子どもの自己肯定感の高め方とは?
子育てで大切なのは親が子どもを許すこと
「まあ、こんなこともある」
「まあいいじゃないか」
こういった、おおらかな気持ちも必要です。
でも、子どもにおおらかな気持ちになれない。
子どものやることなすこと許せない。
子どもにイライラ。
感情的に怒ってしまう。
そんなあなたが、怒りの感情と上手に付き合えるために。
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