親の機嫌が子どもにこんなにも深い傷を残すのか?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
3年前の昨日。
京都にいる長男を乗せて津山へ帰るときのこと。
途中、昼食場所を探しに道の駅に入りました。
「やっぱり途中にあったお店のほうがいい」
という長男のリクエストで戻ることに。
お腹を満たしてさあ出発。
車を縁石へぶつけた自分にイライラする父親
駐車場から道路へ出ると
「ゴトゴトゴト」
左後方から聞こえてくる。
「ヤベッ!パンクだ!」
すぐ先の道の駅へ入り、車を降りて見ると、
ビンゴ―!
そういえば、店に入るとき縁石へ「ガンッ」て当ててしまったからだったのです。
すごく自分に腹が立つ!
イライラしても現実は変わらない
かなりしかめっ面していたと思います。
でも、すぐにアンガーマネジメント思考。
パンクに腹立てても変えられない。
現実を受け入れて、今できることをしよう!
車載工具出して、パンク修理キット注入。
しかーし、タイヤのサイドウォール(側面)のパンクには効き目なし。
チクショー!
でも、イライラするのではないぞと自分に言い聞かせる。
できることは?
よし、スマホでタイヤ屋を検索。
なんと、すぐ側にあるじゃないですか!
おかげで、すぐにジャッキをもって来てくれて交換してもらえたのです。
父親の顔色うかがう息子に猛反省
タイヤ交換中、長男が驚きの発言。
「俺があの店に戻ろうって言ったのがいけんかった」
このとき、ハッとしました。
俺はこんなに長男に気を遣わせていたのか!?
「いやいや、そんなことないよ。お父さんの不注意なんじゃけ」
すぐに、長男へ言葉をかけました
アンガーマネジメントできていなかった頃。
もし、今回のようにパンクしたらイライラを長男へぶつけ、こんなこと言ってただろうと思います。
「わざわざ途中の店に戻らんかったら、こんなことにならんかったのに!」
長男が小さい頃、すぐに怒っていた僕。
そんな僕を「ばっかじゃないの!」という目で見ていた妻!
本当に悪かったと猛反省しました。
アンガーマネジメントで解決志向へ変われる
過去の僕は、原因追及の考え方でした。
腹が立てば、出来事や人のせいに。
でも、これでは何も解決しませんよね。
アンガーマネジメントができるようになると、原因よりも解決をさぐる考え方になっていきました。
もちろん、原因をさぐることも場合によっては必要です。
例えば、パンクの原因を探り今後に活かす。
左折するときは、縁石に気をつけるということ。
でも、今起きたことをより良い方向へ進めるには、解決方法をさぐることが大切ですよね。
これを解決志向といいます。
子どもを萎縮させることがなくなります
僕は本当にアンガーマネジメントできるようになってよかった。
3年前は、まだまだ長男は僕へ気を遣うことが多かったように感じます。
この3年間で僕もかなり変化しました。
長男も僕に対してリラックスして話せるようになったそうです。
世の中のお父さん。
あなたは知らず知らずのうちに、子どもを萎縮させているかもしれません。
ぜひ、一度アンガーマネジメント学んでみてください。
いろんな気づきがありますよ。
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